はじめに
こんにちは!今日は珍しく、マインド系の本を紹介しようと思います。
書評は著水島広子さんの「他人の目」が気になる人へです。
おすすめ度:
今もそうですが、仕事を始めた当初は仕事が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
特に新入社員として入社して、同期と比較され、「あいつはがんばってるぞ」と言われるたびに、自分の仕事のできなさにイライラしていました。
長期連休があると遠くの実家に変えるのですが、帰りの新幹線のホームで必ずカウンセリング系の本を読んで、連休明けからの仕事に備えていました(笑)
その中で出会ったのが、この本です。この本に出会ったから、劇的に考え方がかわった!という訳ではありませんが、他人の評価・他人の目を受け流す受け流せることに少し近づいたいい本だと思います。
自分と同じで、カウンセリング系の本をつい読んでしまうような傷つきやすい方にはラインナップの中に加えてもいいかなと思います。
印象に残った点
「他人の目」が気になる人への印象に残ったポイントは2点です。- 「想像上の他人」ではなくて「目の前の人間」を考える
- 「自分のありのまま」を受け入れる
自分も昔は自分がとても嫌いでした。
今も昔ほどではないですが、ダメな部分ばかり指摘されて、自分でも気になってしまいます。。orz
なかなか自分を受け入れるのは難しいです。この本でも自分を受け入れるために自分を肯定するのではなく、ダメな部分も含めてただ見る・ただ受け入れるいうことが大切ですよと説明されています。
ただこの内容については、他のカウンセリング系の本にも書いている内容なので、この辺に留めておきます。
「想像上の他人」ではなくて「目の前の人間」を考える
私はこちらの内容がこの本で初めて得られた考え方でした。仕事で頼みごとをするときに、他の人に冷たくされることってありますよね?この書評を読んでいる人は特にそう感じることがあると思います。
その時にこんなことを考えませんか?少なくとも私は考えていました。
- 自分のことがきらいなのかな?普段雑談もできていないし・・・
- 普段仕事手伝っているわけでもないのに、頼みごとだけしてうざいとか思っているのかな
- 他のメンバーといっていた愚痴が実は聞かれていて、冷たくされているのかな・・
- 自分の仕事なんて相手が抱えている仕事より重要でないかもだし・・
- 忙しいのに頼むなとか思っているのかな
こんなことがある人もいると思います。自分は今も結構あります笑。これが他の人のことを考えていると思っていました。
ただ、これって本当にあっているのでしょうか?相手が冷たくした原因は上で書いたことがすべてでしょうか?
当たっている場合ももちろんあると思います。ただ、違う場合もあるんじゃないですか?
例えば相手がこんなことを考えて、自分に冷たくしていることも考えられませんか?
- ああ・・・朝から体調悪いな・・すごく眠いし。
- 上司に嫌味を言われて、すごいイライラするなぁ〜
- 朝から奥さんに給料のことを言われてむかつくなぁ〜なんでこんなこと言われないといけないの。
- 他部門の◯◯って上から目線で仕事ふってきてムカつくなぁ
つまり、自分以外の原因でイライラしていて冷たく当たってしまったことも大いにあると思います。
もちろん、どっちがあっているかはわかりません。ただ、「自分が嫌われている」とだけ考えるのは本当に相手のことを考えているでしょうか?「自分が考える想像上の相手」を相手に当てはめているだけではないでしょうか?
もしも、相手が自分のこと以外の原因で冷たくしていたとしたら、そのことで自分が傷つくのはおかしな話です。
自分の問題と相手の問題は分けて考えるべきです。
私はこの本を読むまで、「相手の気持ちをしっかり考えながら話している!」と勘違いしていました。
この本を読んで、本当の意味で相手のことを考えていなかったのだな。というより、相手のことを本当に考えるなんて無理なことなんだなと思いました。 これを意識することで、他人の目を意識しすぎることが少しだけ減った気がします。
上記の内容は一部ですが、他にもいい話がたくさんあるので、ぜひ読んでみてくださいね! よかったらコメントもいただけると大変助かります。
参考
人気の本なのか、続編が出たようです。読むかはわかりませんが、参考までに貼っておきますね!
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